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燃えるゴミは火曜と金曜

携帯の長期ユーザーをなぜ優遇するのか

以前書いた「MVNOにしたけど最終的に得も損もしなかった話」が密かに人気らしく、MVNOが気になってる人は多いんだなぁと実感しております。

 

今回はMVNOではなく、MNO(携帯大手3社)の料金についての話です。最近やけに携帯料金に対する批判が強くなっていますよね。特によく取り上げられるのが、

「長期ユーザーを優遇しろ!!!」

という意見です。この意見、個人的には「うーん?」と首をかしげてしまうのですが、それについて書きたいと思います。

 

携帯料金に対する個人的意見

最初に私の個人的な意見を書いておきます。私は現在auを使用していますが、月々の支払いは約9,000円。いやぁ、高いです。

9,000×12=108,000円

1年間で10万円以上払っていると考えると、ちょっとでも安くしたいと思っちゃいますね。

 

世論「長期ユーザーを優遇しろ!」

では本題です。最近、携帯大手3社に対して風当りが強くなっていますね。

「俺はauを10年以上使っているんだぞ!!なんで安くしないんだ!!!」

みたいな意見が飛び交っています。

 

正直、何を言っているのか訳わかめです。

 

どうしてこんな話が当たり前のように議論されているのか本当に不思議なんですが、一体どういうスタンスで言っているんでしょうか。

 

八百屋「お客さん、いつもありがとね!今日もまけとくよ!」

みたいな感じで

au「お客さん、10年も使ってくれてありがとね!今月もまけとくよ!」

って言ってくれるのを期待してるってことでしょうか?

 

そもそも、長期ユーザーを優遇するって、何ですか?

 

長期ユーザーだから優遇してもらっているサービスって、何ですか?

 

私には、毎月お金が掛かるようなサービスにおいて、長期ユーザーだからと優遇してもらった経験がないので分かりません。

私がまだまだ半人前だから、そのような経験がないだけなのかもしれません。

 

でも、携帯電話に文句を言う人が、他のサービスに対して文句を言っているかというと、あまり想像できません。

例えば、東京電力にも文句を言っているんでしょうか?

 

電気の例は、まだ自由化が始まったばかりなので、もしかすると将来的に文句の輪が広がるかもしれません。

でもやっぱり言いたい。

 

長く使ってるから安くしてもらえるものって、何?

 

1年目の新人と、10年目のベテランが、全く同じサービスを受けるのに料金が違うものって、何?

 

私にはこれが分からないのです。

 

長期ユーザーの優遇なんて要らない

そのようなものは要らないんですよ。

私が通信サービスを利用して、その利用に見合った対価として料金を支払う。

「見合った」と思える料金なら良いわけです。

 

長年契約しているから安くしてもらおうなんて、正直虫がいい話だと思います。

 

ただし、今の現状は携帯電話業界の犯したミスだと思っています。

私は今の携帯電話業界を、マクドナルド化と勝手に呼んでいます。

例えスタバのコーヒーであっても、マクドナルドで提供したら100円の価値にしかならない(かもしれない)のです。

低価格商法や過大割引等の価格競争を行ってしまった次第、庶民の価値観を変えることは並大抵ではできません。

 

携帯電話各社には、長期ユーザー優遇の声に耐えながら、別の方法でユーザーからの支持を取り戻すことを期待しています。